透明性レポート

報告

YouTube では、安全で活気のあるコミュニティの維持に努めています。YouTube は、YouTube で禁止されていることに関するルールをコミュニティ ガイドラインで定めています。レポートのこのセクションには、コミュニティ ガイドライン違反の可能性があるとして YouTube が受け取った報告に関するデータが記載されています。

人間によって報告された動画の数(報告者タイプ別)

人間によって報告された動画の総数
22,729,838

コンテンツの報告では、自動システムによる報告のほか、優先報告者と、幅広いユーザーからなるコミュニティも重要な役割を果たしています。このグラフは、さまざまなタイプの報告者から寄せられた報告の内訳を示しています。グラフの上の数字は報告された動画の数を示しています。1 つの動画が異なる理由で複数回報告される場合もあります。報告されたコンテンツがコミュニティ ガイドラインに違反していない場合は、そのまま公開されます。

一般ユーザー組織その他99.8%
検出元 / 報告者数量 / 割合
一般ユーザー78,655,366
組織164,950
政府機関24

人間による報告が多い上位 10 の国と地域

YouTube では、世界中のユーザーや優先報告者から、コミュニティ ガイドラインの違反が疑われる動画に対する報告を受け取っています。下のグラフは、人間による報告の数が多い上位 10 の国と地域を示しています。報告されたコンテンツがコミュニティ ガイドラインに違反していない場合は、そのまま公開されます。

順位国と地域
1インド
2アメリカ合衆国
3韓国
4ブラジル
5日本
6インドネシア
7ロシア
8メキシコ
9バングラデシュ
10ベトナム

人間によって報告された動画の割合(理由別)

スパムや誤解を招く表現ヘイトスピーチ、侮辱的な表現性的表現暴力、不快な表現1/235.9%5.4%6.3%7.9%10.3%15.0%19.0%
報告の理由数量 / 割合
スパムや誤解を招く表現28,259,500
ヘイトスピーチ、侮辱的な表現15,002,220
性的表現11,819,924
暴力、不快な表現8,133,340
有害で危険な行為6,242,898
テロリズムの助長4,961,738
児童虐待4,281,580
その他119,140

動画を報告する際、報告者はその理由を選択し、YouTube の審査担当者にコメントや動画のタイムスタンプを残すことができます。このグラフは、YouTube のコンテンツを報告する際に報告者が選択した理由を示しています。1 つの動画が異なる理由で複数回報告される場合もあります。審査担当者は、報告された動画を YouTube のコミュニティ ガイドラインとポリシーのすべてに基づいて評価します。報告された動画が、必ずしも削除されるとは限りません。人間によって報告された動画は、訓練を受けた審査担当者がポリシー違反があるかどうかを確認し、コミュニティ ガイドラインに違反していると判断された場合に削除されます。

コミュニティ ガイドラインの適用

YouTube コミュニティは、YouTube のコミュニティ ガイドラインに違反する動画を報告するという点において重要な役割を果たしています。ログインしているユーザーであれば誰でも、動画プレーヤーの右下にある 3 つの点のアイコンをクリックし、[報告] を選択することで動画を報告できます。その動画が実際にポリシーに違反しているかどうかを確認するため、また教育、ドキュメンタリー、科学、芸術の目的を持つコンテンツを保護するため、何らかの対応をする前に訓練を受けた審査チームが動画を審査します。審査チームは毎日 24 時間体制で報告された動画を慎重に審査し、YouTube の利用規約に違反するコンテンツを削除したり、一部の視聴者にふさわしくないコンテンツに年齢制限を設定したりしています。また、コンテンツがガイドラインに違反していないと判断されれば、そのまま公開します。

詳細

優先報告者プログラム

YouTube 優先報告者プログラムには、政府機関、非政府組織(NGO)向けの強力なコンテンツ報告プロセスがあり、コミュニティ ガイドラインに違反するコンテンツを YouTube に通知するために特に効果的です。プログラムの参加者はポリシーに関するトレーニングを受けており、Trust & Safety チームと直接連絡を取り合っています。プログラム参加者が報告した動画が削除される割合は平均的な一般ユーザーによる報告の場合よりも高いため、プログラム参加者からの報告は優先して審査されます。優先報告者によって報告された動画には、他のユーザーから報告された動画と同じポリシーが適用され、コンテンツがコミュニティ ガイドラインに違反しており削除する必要があるかどうかを判断するためのトレーニングを受けた YouTube のチームによって審査されます。

詳細

報告のプロセス

このレポートで説明したように、「報告」とは YouTube のコミュニティ ガイドラインに違反する可能性のあるコンテンツを特定することです。この動画では、YouTube が報告を受け取る方法と、報告された動画に対して審査担当者が講じる措置、YouTube コミュニティの安全を守るためのその他のプロセスやポリシーについて説明しています。

報告された動画に対する措置の例

以下は、YouTube のコミュニティ ガイドライン違反の可能性があると報告された動画の例です。これらの例から、さまざまなコンテンツが報告されていることがおわかりいただけるかと思います(ここに掲載したコンテンツは包括的なものではありません)。

報告の理由
性的表現
報告者のタイプ
優先報告者
動画の説明
未成年者の性行為を描写した動画。
結果
未成年者を性的対象として扱うコンテンツを禁止している児童の安全に関するポリシーに違反しているため、チャンネルが削除されました。
報告の理由
児童虐待
報告者のタイプ
優先報告者
動画の説明
未成年者の性的ではない行為を描写した動画(未成年者を性的対象として扱うタイトルが設定されているもの)。
結果
未成年者を性的対象として扱うコンテンツを禁止している児童の安全に関するポリシーに違反しているため、チャンネルが削除されました。
報告の理由
ヘイトスピーチ、侮辱的な表現
報告者のタイプ
優先報告者
動画の説明
別の人物の体に顔を触れさせている未成年者が映っており、その未成年者が同性愛者であることをほのめかす音声が流れている動画。
結果
未成年者を辱める、欺く、または侮辱することを意図したコンテンツを禁止している、ハラスメントやネットいじめに関するポリシーに違反しているため、チャンネルは削除されました。
報告の理由
児童虐待
報告者のタイプ
優先報告者
動画の説明
学校で未成年者に性的な画像を要求している場面を映した動画。
結果
未成年者を性的対象として扱うコンテンツを禁止している児童の安全に関するポリシーに違反しているため、チャンネルが削除されました。
報告の理由
ヘイトスピーチ、侮辱的な表現
報告者のタイプ
一般ユーザー
動画の説明
2019 年 3 月にニュージーランド、クライストチャーチで発生したモスク銃乱射事件は捏造だと主張する動画。
結果
十分な記録が残されている暴力を伴う出来事が発生したことを否定するコンテンツを禁止する「悪意のある表現に関するポリシー」に違反しているため、動画は削除されました。
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YouTube コミュニティ ガイドラインの 適用について

世界中の視聴者やクリエイターが、自分のアイデアや意見を表現するために YouTube を利用しています。YouTube では、「Remove violative content: 暴力的なコンテンツを削除する」、「Raise authoritative voices: 権威ある声を上げる」、「Reduce recommendations of borderline content: ガイドラインのボーダーライン上のコンテンツの推奨を減らす」、「Reward trusted creators: 信頼できるクリエイターに報酬を提供する」の 4 つの R に基づいて責任に対する取り組みを進めています。

「YouTube の取り組み」で詳細な情報を確認する